実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」1回:罰金、ノルマ、支払いに怯える日々…私を悩ませる「金」の問題

実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」

18歳でキャバデビュー、高級クラブ、そして独立し小さくとも自分の城を構えた三十路オンナはなぜ今風俗に?過去を振り返りつつもあくまでポジティブ、そしてリアルでドラマチックなダイアリー。

VOL.1

罰金、ノルマ、支払いに怯える日々…私を悩ませる「金」の問題

罰金、ノルマ、支払いに怯える日々…私を悩ませる「金」の問題 私が勤めていたキャバクラは無断欠勤だけじゃなく、お店に連絡したとしても当日に休むとなると罰金が発生した。急病であっても当日欠勤としてみなされるから、出費が多い月に体調を崩すと本当に憂うつだった…。

出勤してナンボのお仕事だから、休むとその分お給料が減るし、その上罰金も徴収されるとなると…結構大きい。ちなみに、罰金の金額は無断欠勤で2万円、当日欠勤で1万円。遅刻に関しては、出勤が遅くなればなるほど罰金が増える。

どんなに体調管理に気を配っていても、風邪とかが流行ってる時期は影響を受けやすいし、薬を飲んで気合いで出勤しても、アルコールを控えないといけないから、結局お客さんに心配される。でも、浪費癖が激しい私は常に支払いに追われている状態だったから、何としてでも当日欠勤を避けたかったのだ。インフルエンザの時はさすがに休んだけどね。


あと、ノルマも胃が痛くなる原因の一つだった。丸1ヶ月間の合計ポイントで次月の時給が決まるという給料システムだったから、前月の合計ポイントを下回ると時給が下がる。何度も言うけど支払いに追われていた私は(笑)、時給を下げるわけにはいかなかった。


私は頻繁に来てくれる“太客”が少なくて、月1回くらいの“細客”が多かったから、売上が不安定。時給が下がった月は、支払いのことで頭がいっぱいだった。それなら買い物も外食も控えたらいいのに、わかっていてもやめられない。好きなブランドの新作が出たと知ったら買わないと気が済まないし、お店で着るドレスにだってこだわりたい。お客さんが買ってくれることももちろんあったけど、それだけじゃ足りないのだ。


キャバクラ勤めが長くなればなるほど浪費癖が悪化していって、大学を卒業するころには借金もあった。借金を返すために借金をすることもあったし、お客さんに「お金を貸してほしい」って何度言いそうになったかわからない。付き合いが長いお客さんに頼めば貸してくれたとは思うけど、“キャバ嬢と客”の一線を超えたくなかったし、グッとこらえた。


とにかくお金と物欲に支配された私は、どんどん病んでいった。キャバクラを辞めたら楽になるかもしれないと考えたこともあったけど、辞めたら当然収入が下がって、今の暮らしを手放さないといけなくなると思うと…。支払いへの不安をまぎらわせるために、新しい服やバッグを買ってスッキリして、またすぐに後悔して落ち込んで…という悪循環に陥っていた。

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