実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」6回:大学卒業間近! 就活をしていなかった私の決断

実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」

18歳でキャバデビュー、高級クラブ、そして独立し小さくとも自分の城を構えた三十路オンナはなぜ今風俗に?過去を振り返りつつもあくまでポジティブ、そしてリアルでドラマチックなダイアリー。

VOL.6

大学卒業間近! 就活をしていなかった私の決断

大学卒業間近! 就活をしていなかった私の決断 浪費癖が悪化して、大学を卒業するころには借金もあった。支払いに追われて就活する余裕もなく、キャバクラで働きながら大学の単位を取るのに精一杯。とにかく留年だけはしたくなかったから、睡眠時間を削って気合いで乗り越えた。

就活をしていないことで将来への不安もあったけど、大学を卒業してからもキャバクラを辞める気はなかった。大学を卒業したらキャバクラで働ける日が増えて、もっともっと稼げるようになれば、借金もすべて返せるし、貯金だってできると思っていたんだ。

一方、一緒に働いていたAちゃんは大学を中退して、キャバクラ一筋。このころのAちゃんは「良い人つかまえて結婚する!」が口癖だった(笑) 私は大学、キャバクラ、同伴、アフター、買い物に忙しく、彼氏ができてもほとんど会えずに別れることが多かった。

今思うと勿体ない。私も当時は若かったからすぐに彼氏ができたものだけど、大学を卒業するとキャバクラでしか出会いがなくなって。お客さんたちと合コンしたこともあるけど、私の中では今一つ盛り上がらなかった。

大学を卒業してからは、私の読み通り売上がどんどん上がって、ランキングでは5位前後をキープ。Aちゃんは中退後、不動のナンバー1になっていた。でも、Aちゃんがナンバー1を達成して以来、それまでずっとナンバー1を維持してきたUちゃんとの溝が深まって、Aちゃん派とUちゃん派の派閥争いが本格化。

前以上に人間関係がドロドロで、私はできる限りキャストと関わらないようにしていたけど、それでも陰口や嫌がらせが止むことはなかった。足を引っ張り合ってもいいことはないと思うんだけど、店長たちはスルー。お店の売上自体は上がってたっぽいから、下手なことはせず放置しておこうという結論に至ったんだと思う。

誤算だったのが、成績が伸びて給料が増えたにも関わらず、相変わらず支払いに追われ、一向にお金が貯まらなかったことだ。大学を辞めてからも収入のすべてを買い物に費やしていた…。私は“お金が足りないから支払いに追われていた”のではなく、“有り金すべてを買い物に使っていたからお金がない”ということに気が付くのが遅かった。お金をもっと稼げば解決すると思っていたのに…。

そんな簡単なことに気付けないほど、浪費癖が酷くなっていたんだと思う。「何のためにキャバクラで働いているのか?」「どうしてまた物を買ってしまうのか?」と悩んでは落ち込んでいた。そしてついに、退店を余儀なくされる事件が起こったのだった…。

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