実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」7回:遂にドクターストップ…これからどうなってしまうの?

実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」

18歳でキャバデビュー、高級クラブ、そして独立し小さくとも自分の城を構えた三十路オンナはなぜ今風俗に?過去を振り返りつつもあくまでポジティブ、そしてリアルでドラマチックなダイアリー。

VOL.7

遂にドクターストップ…これからどうなってしまうの?

遂にドクターストップ…これからどうなってしまうの? 大学を辞めてからも、寝る間を惜しんで営業に励み、同伴もアフターも積極的にした。すべては欲しいものを買うため…いや、借金返済と貯金のためだ。睡眠時間は4時間あればいいほうだった。でも、そんな生活を続けていたら、あちこちにガタがくる。

まず、肌荒れが目立つようになった。足のむくみも以前に増して酷く、外見は正直言ってボロボロだった。しかし、仕事を休むわけにはいかない。借金とクレカの支払いは待ってくれないのだ。

このころには29歳になっていた私は、前ほど稼げなくなっていて、ランキングも10位前後の位置にいた。20歳くらいの若い子がどんどん入店してランキング上位を占めていく中、30歳の誕生日を目前にしていた私は常連のお客さんからも「いつ辞めるの?」と心配されていた。

友達のAちゃんは25歳で退店して、結婚。退店してからもたまに遊んでいたけど、Aちゃんの幸せそうな顔を見ると、自分が情けなくなって、疎遠になっていった。そして、事件は起こった。

同伴に向かう途中、意識を失って倒れてしまったのだ。目が覚めると病院のベッドの中にいて、精密検査を受ける必要があると聞かされた。何年も無理してきた結果、あらゆる数値に異常がみられ、中でも肝臓の状態が悪かった。肌が荒れていたのも、むくみが酷かったのも、肝臓からのSOSだったのかもしれない。

色々治さなきゃいけないところはあるけど、「まずは禁酒しましょう」と。でも、お酒を一滴も飲まずに仕事を続けられるはずがない。私の年齢で酒が飲めるという武器がなくなったら…。今、抱えているお客さんの中には無理して飲まなくてもいいと言ってくれる人はいるだろう。しかし、ドリンクやボトルのオーダーが減ったら給料も下がる。これ以上売上が下がったら、クビになるかもしれない。

キャバクラを辞めたらどうする? 酒が飲めない以上、クラブは無理。ガールズバーはもっと若い子が働くところだし、スナックは給料が低い…。私はこれからどうすればいいんだろう? どうなってしまうのだろう? 自ら命を絶つことさえ考えた。

身も心もボロボロになった私は、店長に今の状況を正直に伝えた。店長は少し間を置いて「付き合いも長いし、クビにはしたくない。でも、働ける状態じゃないなら休むしかないだろう」と。店長に言ったところで“働けない”という現状には変わりなかった。働けない…つまり給料が入ってこない。

とりあえず、手持ちのブランド物を質屋に入れて生活費を確保したけど、来月の生活費と借金返済にあてるお金がなかった。途方に暮れるとはまさにこのことだ。

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