実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」8回:求人サイトで見つけた「風俗」で働くという選択肢。そして面接へ

実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」

18歳でキャバデビュー、高級クラブ、そして独立し小さくとも自分の城を構えた三十路オンナはなぜ今風俗に?過去を振り返りつつもあくまでポジティブ、そしてリアルでドラマチックなダイアリー。

VOL.8

求人サイトで見つけた「風俗」で働くという選択肢。そして面接へ

求人サイトで見つけた「風俗」で働くという選択肢。そして面接へ 事実上、キャバクラを辞めた私は、家に引きこもっていた。この手持ちのお金がなくなったら生きていけないとはわかっていても、街に出かけたら服やバッグを買ってしまうかもしれないという不安があった。でも、のんびりはしていられない。働かないと生活できないのだから。

求人サイトを見てみると、繁華街にまで出れば時給1000円以上のアルバイトが沢山ある。しかし、「1日8時間働いたとして…」と計算してみると、借金を返済しながら生活していくには足りなかった。刻一刻と返済期日が迫る中、ある求人サイトに巡り会う。その求人サイトには“高収入”“月100万円以上可能”“簡単なお仕事です”という謳い文句が並んでいた。キャバ嬢のころなら「なんだ、風俗求人か」と、すぐにブラウザバックしていたけど、この時の私は画面に釘付けになっていたと思う。

近くのエリアを検索してみると、デリヘルとホテヘルがいくつかあった。求人を見る限り、このエリアでは60分コースで10000円バック以上が相場のようだ。「時給10000円もあればすぐに借金を返せる!しかも日払い…!」と一瞬だけ気持ちが明るくなったけど、すぐに応募する気にはならなかった。

風俗という仕事がどんなものなのかは大体わかっていても、実際にどんな雰囲気の中で行われているのか、実際の給料はどうなのか、どんなスタッフが運営しているのか等、不明な点がたくさんあったから、「怖い」というイメージを持っていたし、キャバクラでそこそこの成績をあげていたというプライドも邪魔していた。

それに、私はもうすぐ30歳になる。30歳が風俗で稼げるだろうか? 体型もぽっちゃりしている。その求人には“30歳以上も大歓迎”“容姿不問”とあるけど…。結局、3日間くらい悩み抜いて、求人に載っていた番号に電話した。緊張して、ちょっとだけ声が震えたのを覚えている。「明日、迎えに伺います」とのことで、最寄り駅まで来てもらうことにした。

最初に、私が応募したのはデリヘルだった。キャバクラと同じように体験入店(体入)もできるみたいだから、まずは体入してから考えようと思ったわけ。この日の晩は久しぶりに入念にお手入れして、着て行く服をどうしようか真剣に悩んだ。面接をクリアしたら体入もできるとのことだったので、キャバのお客さんにウケがよかったワンピースを着て行くことにした。ほとんど眠れなかったけど、緊張していたからかシャキッとしていた。

待ち合わせの時間より10分ほど早く駅に着くと、「今、着きました。コンビニの近く車を停めています」と面接担当の人から電話が鳴った。黒塗りの高級外車を想像していたから、白い軽のワンボックスカーだとわかった時はちょっとだけ緊張がほぐれた(笑)

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