実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」10回:無事採用となった私はそのまま体験入店をすることに…

実録独占コラム 「或るオンナ、お蝶の部屋。」

18歳でキャバデビュー、高級クラブ、そして独立し小さくとも自分の城を構えた三十路オンナはなぜ今風俗に?過去を振り返りつつもあくまでポジティブ、そしてリアルでドラマチックなダイアリー。

VOL.10

無事採用となった私はそのまま体験入店をすることに…

無事採用となった私はそのまま体験入店をすることに… 簡単な講習が終わった後、「どうですか? 試しに今から働いてみますか?」と聞いてきた。実際にやってみないことにはわからないし、お金がほしいという気持ちも強かったから、「やってみます」と即答した。

「ありがとうございます♪プロフィールを作りたいので、こちらの紙に記入して下さい。あと、身分証ありますか?」運転免許証を渡すと、面接担当の鈴木さんが手慣れた手つきでコピーをとった。渡された紙を見てみると、源氏名、身長、スリーサイズ、趣味などのプロフィールの他に、可能なオプションに○を付ける項目やNG地域を記入する欄があった。

「ご記入ありがとうございます。今からお店のホームページに“体験入店の女の子がきました!”って案内を出すので、待機室でちょっと待っていてください。待機室はこちらです。あ、タバコ吸いますか?」
「吸います」
「では、こちらに」

鈴木さんが案内してくれた部屋は、漫画喫茶のようにパーテーションで仕切られていて、1スペースの広さが2畳くらい。座椅子とテーブル、コンセント、灰皿、空気清浄機が備わっていた。パーテーションで仕切られているだけだから、隣の物音が普通に聞こえてくるけど、他の女の子と顔を合わせずに済むから気が楽だった。

入口のカーテンを閉めて、タバコに火をつけた。応募するまでは不安でいっぱいだったけど、鈴木さんの気さくな感じや明るさに救われた気がする。そういえば、キャバクラの体験入店の時もすごく緊張したことを思い出した。キャバクラの仕事に対して未練がないといえばウソになるけど、お酒が飲めなくなったのはもちろん、年齢でも限界を感じていたから、潮時だったのかもしれない。

でも、デリヘルって本当に稼げるのだろうか? 求人には「月100万円以上稼げます!」って書いてあったけど…。お酒も飲まず、同伴もアフターもせずにそれだけ稼げるならスゴイことだ。このお店はヘルスだから本番行為はなし。手・口・素股で抜くのが基本と聞いた。素股については、キャバ時代のお客さんに風俗好きな人がいて、色々聞いていたから何となくわかっていたけど、実際にしたことはないから不安だった。

20分ほど待っていると鈴木さんがやってきた。「○○ちゃん、ご予約入りましたよ!60分コースです。今から出れますか?」
「はい大丈夫です」
「何年も贔屓にしてくれている常連のお客さんだから優しいはず。でも、何かあったらすぐに電話して下さいね!」
「わかりました」
緊張はピークに達していたけど、お金が稼げると思うと少しワクワクした。

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